寒さ対策大丈夫ですか?続編

 

 毎日寒い日が続いてますが、お身体大丈夫ですか?

 

前回は、寒さ対策をについてカイロの観点から見た

 

腎臓に関するお話をさせて頂きましたが、今回は

 

肺について、少しお話します。

 

 寒くなると身体を縮めてしまいます。そうなると

 

背骨、胸周りなども同時に縮みます。私たちは、その

 

辺りを胸椎(背骨)とそれに付随する肋骨と胸骨など

 

が形成する内臓を保護する役割をするエリアとして胸郭と

 

呼んでいますが、そこも縮みます。その中にある代表的

 

な臓器の一つが肺になります。

 

 肺は、血液に酸素を供給したり、不要な二酸化炭素を

 

放出する大変重要な役割をします。特に肺の中には

 

肺胞といってガス交換をするものが、約3億個もあって、

 

それを全部広げると、なんと60平方メートルもあります。

 

そこが縮むと当然ガス交換の効率も悪くなります。

 

 カイロでは、手技で胸椎の動きを取り戻して肋骨周辺や

 

鎖骨の周りや腕の付け根を丹念にほぐして、固まった肺

 

からくる内臓体制反射を調整して肺が働きやすくします。

 

 セルフメンテでは、胸式呼吸といって息を鼻から吸うとき

 

に胸の膨らみを強調させて、息を口から吐くときはため息を

 

つくように力を抜いてあげると横隔膜などの筋肉が動いて

 

胸郭も動きます。ストレッチポールに上向きに乗って胸を

 

開くのも一つです。ストレッチポールが無いときは、大きめの

 

タオルをロール状に巻いたものを代用することも可能です。

 

 尚、当院ではストレッチポールでのトレーニング指導も

 

行っております。その際は胸郭を開く運動なども行っています

 

ので猫背などの不良姿勢が気になる方や最近呼吸が浅くなった

 

と感じてる人などにもお勧めです。

 

 まだまだ寒い日が続きますが、風邪など引かぬように

 

お気をつけください。

 

からだバランス調整

      湘南ハート

       院長 後藤 隆